耐熱・不燃シート、スパッタシートの大阪製作所TOP > 溶接および溶接火花による難燃試験について
プロテックシート・カーボンフェルト・カーボンクロス・カーボナイズクロスは、溶接・切断のスパッタ(火花)受けシート用として、JIS-A-1323[工事用シートの溶接および溶接火花による難燃試験]に合格しております。試験条件を参考に、安全な範囲でご利用いただきますようお願いいたします。
例えば、B種基準に合格している製品は、厚さ4.5ミリの火花発生用鋼板を溶断する際に発生するスパッタ(火花)に耐えられますが、9.0mmの鋼板を溶断する際のスパッタ(火花)には耐えられないので、A種合格品を使用する必要があります。
この試験の背景としては、溶断のスパッタ(火花)の発生量が鋼材の板厚によって難燃性の種類が変わることから、通常広く用いられる3種類の鋼板の板厚(9.0mm、4.5mm、3.2mm)に合わせて、JIS規格によりスパッタシートの難燃性がA種、B種、C種と3つのグレードに分けて定められています。
この基準を満たす製品は、試験内容における安全性は保証されていますが、万が一使い方を誤るとその安全性の保証が出来ませんので、ご使用の際は必ず使用の際の注意・警告を必ずお読み下さい。
また、同じ合格品の中でも様々なシートがございます。その違いはシートの軽さ、柔軟さ、耐久性、加工性等があり、それに伴い価格も変わってまいります。以下に試験合格品別の商品をご紹介いたしますので、シートご検討のご参考にしていただければと思います。ご相談・お見積り依頼等につきましてはお気軽にお問い合わせください。
厚さ9.0mmの火花発生用鋼板を溶断するとき発生するスパッタ(火花)で、シートが発炎することのないもので、A種に該当する物としては、炭素やシリカ等の無機物のものです。(※炭素単体は化学上無機物扱いとなります)
厚さ4.5mmの鋼板を溶断するときのスパッタ(火花)による物で、これに該当するもので、ガラス繊維を基材として無機質または耐熱性の樹脂でコーティングした物となります。
厚さ3.2mmの鋼板を溶断するときのスパッタ(火花)による物で、これには、ガラス繊維に合成樹脂をコーティングしたものに該当します。
お客様の作業内容によっては試験条件で定められているケース以外の環境もあるかと思います。そういった場合、お問い合わせいただければ弊社内の実績の中から、どういった製品がどういった使い方が出来るか、等のご案内をさせていただきます。
また、弊社内でも実績が無いようなご利用環境の場合もあるかと存じます。その場合は、実際に無償サンプルをご提供させていただくことが可能ですので、お客様にて実際にテストを行っていただける体制も備えております。お気軽にご相談下さいませ。